世界共通語?

エスペラントよりもずっと昔から人類は世界共通語の夢を追ってきたよね。実際、それは必要だったんだけど、人工言語は結局ひろまらなかった。
たぶんこれからも無理。
今ある共通語を改良するほうがまだ現実的だね。
英語がピジン化する結果、Globalish になるなんて言う人もいるけど、それはさ、結果的に形成されてゆくものであって、最初からあるもんじゃないよね。
それならより望ましい形になるよう、意図的に働きかけるってのもありなんじゃない?

ベーシックイングリッシュだっけ、例の「簡単英語」ね、あれなんかチャーチルとか、あれを世界共通語にすべしってのが持論だったみたいよ。
ただ、ちょっとあれなんか見てるとずれてるなあって思うんだよ。
ああ、英語圏の人の発想だなあって。
ベーシックイングリッシュってさ、とどのつまり、より少ない単語でどんだけ、複雑なことを言えるかってとこに力点を置いているわけじゃん。
つまりさ、曖昧なんだよね。out とか in とか down とかを動詞にくっつけて、意味を増やそうとしている。
外国人が外国語を学習する時に大変なのは、語彙が多いことじゃなくて、意味が曖昧なとこなんだよね。
英語の場合は特にそれが多い。
look down on って単語自体は簡単だけど、それだけに、意味と直結しないんだよね。
despise って言ったほうがわかりやすい。
だからイディオムとかはなるべく廃止していった方がいい。

あと the と a の使い方ね。北欧人とかだってよく間違えているもの。なんかよく、冠詞はこう使う!みたいなこと書いている人いるけどさ、例外おおすぎよ?
あれ、the だけ残して、どうしても使う時だけ使う、みたいにした方がいいと思うよ。

時制もね、現在・過去・未来、これでいいじゃない。完了形とかは just や ever を助動詞にすればいいじゃない。

ま、そんなことを思ったりするわけです、今日この頃。